第15章 鷹岡の時間
放課後ーー。
グラウンド10周を走らされている。
職員室ーー。
イリーナ『ねぇ、ほんとにアンタはいいの?私はアイツ嫌いだわ。』
烏丸『決まったことだ。それに、俺よりもアイツの方がみんなの心に寄り添えている……のかもな。』
そう言いながら、鷹岡の教官時代の写真をパソコンで見る。
みな笑顔で鷹岡と写っている。
軍隊には少人数ではあるが、女性の入隊もある。
この写真はその女性入隊者たちと撮ったものか…。
みな笑顔で鷹岡に寄り添い写真に映っている。
何気なく次の写真を見る。
烏丸『………まさか。』