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【暗殺教室】同棲してみた【カルマ】

第3章 髪を拭いて


お風呂から出てきたカルマは上に何も着てなくて
それはそれでかっこいいなぁなんて思ってたんだけど
見てたら髪から雫がたれて床に落ちるのが分かって
このままじゃワックス剥げちゃうよ、髪ちゃんと拭いてよ、なんてカルマに向かって言ったら

「じゃあ、が拭いてよ」

そう言ってタオルを渡された

「え?」

声を上げるに微笑んで、カルマは椅子に座った

仕方ないとため息一つついて、椅子の後ろに回って髪を拭く
ため息ついては見たものの、嫌なわけではない


カルマの髪綺麗だし……

綺麗な赤色の髪を見ているとふと疑問が浮かんできた


「カルマは髪、染めるの?」

「そんな気ないけど・・・」
「よかったー」
「なんで?」
「カルマの髪の色好きだから、このままでいて欲しいなーって」

綺麗な赤色を指に絡めて、はそう言った

「まあ、昔はいろいろあったんだけど」
「いろいろ?」
「染めてるんじゃないかとか、調子乗ってるって言われたりとか」

この髪のせいでいろんな人敵に回してきた

そういうカルマの表情は見えないけれど、嬉しい思い出ではないのは確かだ

「こんなに綺麗なのにね」

後ろから首に手を回して抱きつく
腕に髪があたって少しくすぐったい

「髪、乾いたの?」

髪を拭くのをやめたにからかうように言うカルマ

「大体は」

そっと髪に指をとおすとさらりと流れた
手の上を綺麗な赤が流れていく様子にちょっとだけ見惚れた

「こっち来てよ」

後ろから抱きしめているとカルマから催促の声が上がった
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