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【暗殺教室】同棲してみた【カルマ】

第2章 腕枕して


「、寝ない?」

深夜1時、カルマがあたしの部屋をのぞく

「課題が終わんないー」
「どれくらいかかりそう?」
「わかんないから先に寝てて」
「んー」

あたしはパソコンに向かって課題として出されたレポートを作成中
キーボードの音だけが部屋の中に響いている

こんなことになるなら後回しなんてやめときゃよかったなんて後悔して
そんなこと考えてる暇ないよ、って一人頭を振る

下手したら徹夜だ
それだけは避けたいんだけど・・・


幸い、明日の講義は午後からだから
10時くらいまでは寝てても大丈夫だろう



カタカタと書いては消して

あー、もー、何書けばいいのかわからないし
眠たくて頭はボーっとするし

最悪


早く終わらせないと・・・













レポート作成が終わって軽くお風呂に入ってただいまの時刻は4時30分です
頑張ったほうじゃないかな、ちょっと自分を褒めてみる

よし寝よう寝よう
そっと寝室のドアを開ける

「・・・お疲れ様」
「!?」

寝起きのちょっと掠れた声が聞こえた

「ごめん、起こしちゃった?」
「気にしなくていーよ」

ごそごそとカルマが動く音がする

「おいで」

片手で掛けていた布団を持ち上げて、あたしが入る場所を作ってくれる
喜んで、そこに入るとぎゅうっと抱きしめられた

「頭上げて」
「う?」
「腕枕したい」
「痺れるって言ってたじゃん」
「そういう気分だから」

言われた通りに頭を上げるとカルマの腕がそこに入り込んできた

目の前のカルマの顔が笑う
あたしも笑った

こういうとき、なんかすごい好きだなーって思う

「明日、何時?」

講座のことを聞いてるのだろう

「午後からだから、10時くらいまでは寝れるかな」
「結構寝れるじゃん」
「頑張って、急いで終わらせたの」

だんだん眠くなってきて目を閉じたまま話す

「カルマ、明日朝から?」
「うん」
「・・・ごめんね、・・・起こして」
「気にしなくていいって」
「・・・ん」
「眠い?」
「・・・うん」
「おやすみ」
「おやすみなさい」

そっと額に唇が触れたのがわかったけど、目は開けられなかった

明日にでもお返ししてやろうかな
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