第2章 【第1章】こ れ は お か し い
なーんて心の中で愚痴っていたら襖をノックする音がして振り返ると鳴狐が立っていた
『おっ鳴狐か、どったのー?審神者ちゃん今手が離せないんだよー』
鳴狐をチラッと見るといつものお供がいないことに気が付いたがまぁ、常日頃一緒にいるから離れたい時もあるわなぁ
「主、お願いがあって来たんだけど...」
『お願い?いいよー何でもきいt「甘えたい」...え?』
聞きまして奥さんあの鳴狐が甘えたいって仰ったわ...ここが天国か( ˇωˇ )
「駄目?」
あざといな鳴狐っ...首を可愛く傾げおって...
『いいに決まってるじゃないか!!何を言ってるんだねチミは!!』
私は鳴狐の方に身体を向けて膝を高速ポンポンすると鳴狐は膝に頭を置く
可愛いこれが天使ですかここが天国ですか
『でも珍しいなぁ鳴狐が甘えたいだなんてねぇ』
ほーんと珍しい事があるもんだよ生きてて良かった
「たまには...主に甘えたくなる」
なんて可愛いこと言うんだこの子は!!
目一杯よしよしするんだからな!!覚悟しろ!!
『お前小狐丸だな?何してんだお前』
「何故見破られてしまったのですか?!」
私の膝を枕にしたのは鳴狐ではなく小狐丸だった
ん?何で分かったかって?
『私の鳴狐は膝枕中に尻を撫で回さねぇよ!!!!!』
そう!!!!鳴狐は私の尻を撫で回したことが無い!!!!
こんな事するのは三日月のジジィかこの小狐丸位だわ!!!!!
『お前何してんの?!今朝言った事忘れたか?!溜まってんならオ〇ホ買ってきてやっから!!』
「ですからそれではぬしさまが!!」
『だーかーら!私はあんたらを相手にする方が困るんだよ!!腰いてぇっつてんじゃんよ!!特にあんたは狐の名残か知んないけど噛むんだよ!!無意識なのか分かんないけどさ!!でけぇしさ!!色々と!!』
「それは褒め言葉でしょうか?ぬしさまは大きい方がお好きと・・・」
駄目だ。こいつとは話が合わねぇ・・・誰か石切丸呼んで来い!!!