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ただのパンダのお引っ越し

第1章 パンダ、拾いました



夜は、寝室にありったけのビニールシートだの新聞だの捨てる予定の雑誌だのを敷き詰めた。
パンダは大人しくそれらの上に寝転がった。

「じゃ、おやすみ」
そう言って私はパンダをひと撫でし、電気を消した。

いつもは「明日仕事行きたくねえ」とか思いながらダル〜ッと寝ていた私だったけれど、その晩は安らかな気持ちで眠りにつけた。

そう、目が覚めるまでは、安らかだったのだ。

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