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ただのパンダのお引っ越し

第1章 パンダ、拾いました



私はパンダの腕を掴み、ズリズリと引きずって歩いた。

正直悩んだ。
だって絶滅危惧種であるパンダがその辺の道に転がっているはずがない。これはきっと違法なパンダだ。
しかも泥だらけで汚い。
私がこのパンダを助けてやる義理などどこにもない。

…けど、結局助けてしまった。くそ〜。

パンダという生き物は正式名称をジャイアントパンダという。つまりデカくて重い。
後になってわかったことだけれど、この時の彼—つまりパンダは、体重が120kgもあった。
よく家まで帰れたものだと思う。
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