第103章 【番外編】嫉妬より深い
背中にシーツがあたり、下ろされたのだとそれで気付いた。
脚を片方高く持ち上げられ、お腹の奥が潰されるくらい押されて、息が詰まる。
奥の入口が擦られる。
頭がチカチカして何も考えられない。
「はぁ、は、あっ、ま、また、いっちゃ……!!」
私の悲鳴が高くなる。
ふわっと身体が浮く感覚が不安で、目の前にある枕をぎゅっと抱き締める。
まだ果てたばかりだというのに、同じところを激しく攻められる。
「あああっ!!!ま、まって…まっ……!!!」
「っ!」
繋心さんが苦しそうな声を微かに出すと、ナカでどくどくと膨らんで脈打っているのがわかる。
「は、ぁ、きもちぃ……きもちぃよぉ……」
ナカまで震えて手足が痺れていく。
ゆっくり抜かれてから私の果てた証が流れていく。
後ろからの圧迫感に上手く息が出来ない。
奥を突かれる度に情けない声が漏れてしまって、抑えようと枕に顔を埋める。
知り尽くされている弱点をごりごりと音を立てるように抉られて、すぐに果てた。
「ああああぁぁっっ!!」
「奥、ヒクついてる」
「おく、きもちぃぃ…あっ、もっと、もっとぉ……」
太腿の裏に乗られて奥深く更に貫かれていく。
「あ、ぁっ……!!」
呼吸が上手く出来ないくらいの深い快楽に目の前が白くなる。
胸の先端が摘まれて、子供の粗相のように太腿の間を水が流れていった。
「おかしくなゆ…っ、あっ、あっ、またいく……!!」
きゅうっとナカを締めると、耳元で掠れた声が囁いてくれる。
「るるしかいないから…」
「あっぁぁあっ…!!!!!」
いつものその言葉が嬉しい。
一緒に終わりを迎えるのが幸せ。
段々と微睡んで、意識が遠くなっていく。