第103章 【番外編】嫉妬より深い
お尻が勝手に持ち上がるとそのまま腰が震えるように今までよりさらに大きい快感の波が襲い、頭が真っ白になる。
「ああぁ…!だめ、いった、いったからぁぁ…!!」
まだぴったりと付けられている口を離そうと、少しだけパサついた脱色髪に触れる。
下からにやりと企んだ顔をされ、奥へと舌を進められる。
「いやぁあっ…!!
そ、それ、だめ…、だめっ、だめなのぉ…あっ…あっ…!」
中の壁に沿って熱く柔らかな舌が這わされていく。
長い指が急に侵入し、芽の裏側あたりの私の弱いところを確実に突く。
あまりの刺激にすぐに達すると、その証が噴水のように噴き出て滴る。
「は、ぁ…」
ため息が漏れ出ると同時に、物足りない奥のほうがじくじくとする。
欲しかったソレに薄い膜がかかり、先程まで念入りに弄られていた芽を擦られる。
自分の達して出したモノがお腹にかかってしまった。
「ぁぁ…あっ…!」
「…っ」
繋心さんが苦しそうに息を詰めると、ゆっくりと私の身体にソレが挿入っていく。
満たされる気持ちと圧迫感。
さっきまでの不安がかき消される。
「は、ぁ、け、しんさ、ん…」
髪に頬に触れたくて、その存在が確かに私を選んでくれた事実を受け止めたくて、ゆっくり腕を伸ばす。
嫌がる様子もなく、少し照れたように笑う。
唇をまた覆われて、微かに香る煙。
情けなくもまたキスだけで果ててしまって、お腹がひくひくと震えている。
それに気付かれてしまい、喉奥でくくっと笑われる。
「悪い、いつもより、保たないかも…」
抱えられて重力で深く抉られる体内に、こちらも電流が走るように頭から爪先まで痺れたような感覚。
身体を抱えられるように持ち上げられ、深く深く抉られる。
「っ…!あっ…!!」
激しく揺さぶられ、好きなトコロをコツコツと叩かれて、気持ちよすぎてぎゅっと腕を回して力を込める。
「あぁぁっ…!ふか、ふかぃいいっ……あっあっ…!!!」
持ち上げられた脚がびくびくと私の意思とは関係なく跳ねる。
丁寧に背中を撫でられ、身体が震える。