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【ハイキュー!!】約束したから。【西谷夕】

第3章 like or love


―――「ねぇ夕」


机の中に入っている宿題のプリントを引っ張り出しながら話しかける。



「あー?」



夕は机の中が汚いせいかプリントを出すのに一苦労している。





「私と初めて会った時さぁー」



「おー…あ、取れた!」





「話しかけてくれて、ありがとね」



「なんだよ、いきなりww」





「べっつにぃー?」






…そのおかげで、夕のこと好きになれたし、烏野高校の人たちに出逢えたんだからさ。









「ねぇ」






明らかに私たち以外の声が扉の入口から聞こえてきた。





「「潔子さん!!」」




私と夕で偶然声が重なる。







「部室の方にジャージ忘れてたから持ってきたんだけど…」





かけているメガネをくいっと上げ、髪を耳にかける。







「潔子さーーん!!オレ嬉しいっス!今度何かお礼を…!」




「お礼とかいらないから」





バッサリと切り捨てる潔子さんに一瞬ショボンとしたが、すぐに目をキラキラとさせる。



「そんな言葉でも興奮するっス!」






「じゃ…栞ちゃん、バイバイ」



にっこりと私だけに潔子さんスマイルを向けられ、今にもぶっ倒れそう。



「は、はい!さようなら!」







潔子さんの笑顔ってもう天使のほほえみだよなー…。

綺麗だし…なんというか美しい!!






「潔子さん…今日も美しかった…!」




後ろの方で夕が感激の声を漏らす。






ムゥ…。夕ってやっぱり…。







「潔子さんのこと、好きなの?」




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