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【ハイキュー!!】約束したから。【西谷夕】

第2章 約束


「で、栞受験番号あったの?」



「ま、待って!ないよぉ!」



「ばか!ここじゃなくて隣のボードにあるじゃない!」



「あ、あったあああああ!!!!」



大声を上げ芽依に抱きつく。



「よかったじゃん!」



「って芽依は?」






芽依はキョトンとした顔をした後に、にっこりとして答える。




「アタシが落ちるとでも?」



「思いません」







ぴょんぴょんと2人で飛び跳ねていると、隣の人にぶつかり飛び跳ねるのを止める。





「す、すみませ…って夕?!」



「お前、受かったなぁ!!」





…あれ?夕、なんだけどなんか違う?身長縮んだ?






私がじーっと見ていると夕は気づいたのか説明してくれた。




「髪下ろしてんだよ。合格発表ぐらいは下ろしてけって親がよー」


「あぁ!なるほど…。ぶふっ」




「あっ、てめー!笑ってんじゃねーぞ!!」



「ご、ごめ…っ!ふははっ」



「………」







急に夕が黙り私も流石に笑うのを止める。



怒っちゃった、のかな…?






「お前、マフラーは?」



首元に手をやると、していないことに気づく。





「あー、してくんの忘れたみたい」




してないと気づいた途端に寒くなってきてブルっと肩を震わせる。



と、その時、私の首元に温かい物が巻かれる。




「やる。オレからの合格祝い、プラス、大会の時のスポーツゼリーのお礼!」



私の首に巻かれた物は、さっきまで夕がしていたマフラーだった。



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