第4章 課外授業【マカ・ソウル編】
スイナの攻撃を避けながら、ソウルと魂を通わせ、マカは立ち向かっていく。
「何かいい手を探さないと。 このままじゃ、体力的にキツい」
【私も力になるわ!! 研究室のセキュリティに入って、この部屋のロックを解除する】
「可能なのか!?」
【頭の一部と、この研究所自体を管理するプログラムを繋げてあるの。……スイナには秘密でね】
「分かった! そっちは任せる!! さぁ、ソウル。それまで踏ん張るよ!!」
幸い、魂の会話はスイナには聞こえていない。四方八方から何人ものスイナが二人目掛け、攻撃してくる。それに立ち向かう二人をアリサは静かに見つめ、再び目を閉じ、意識を集中させた。
【……これで、ようやく……私も解放される】