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淀んだ世界で【SOUL EATER/※R15※】

第4章 課外授業【マカ・ソウル編】



「とりあえず、何とかしよう!! 考えてる暇はない! 行くよ、ソウル!!」
「あぁ!!」

── "魂の共鳴!!!!"

 ソウルは大鎌の姿に変わり、それを手にすると マカは大きくブンッ!!と横に振った。その一振りで近寄ってきた者たちは後ろに吹き飛ばされ、道が開けた。

「走りながら追い払っていくしかないみたいね」

 敵の攻撃を交わしながら、次から次へと押し寄せてくる者たちを薙(な)ぎ払っていく。

 これほどまでの魂を抜いたのか……。そう思うとゾッとした。マカの脳裏に研究所へ向かう途中で出会った人面樹が浮かんだ。……おそらく、これが彼らの肉体だろう。

「……スイナッ……!!!!」

 ギリッと奥歯をマカは噛み締めた。薙ぎ払うのでは埒が明かない。

「……ごめん。"U字狩り"!!!!」

 怒りの一撃が放たれ、その威力は凄まじく、一瞬にして目の前の者たちは消え去った。

「急ごう! あの突き当たりの左手前がシークレットルーム!!!! ……何か嫌な予感がする」
「あぁ、急ごう! 何となく……俺も嫌な予感がするんだ……」

 二人の結びつきが強まったからなのか、以前よりも互いの意思が同調する様になっていた。魂の共鳴を解除し、二人は全速力で駆けていく。
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