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淀んだ世界で【SOUL EATER/※R15※】

第4章 課外授業【マカ・ソウル編】



 他にも気になることが、この部屋にはあった。

 カプセルの隣に置かれた 一台のパソコン。誰もキーボードに触れていないのに、次から次へと画面に文字が現れていく。

 何故なのだろうと不思議に思い、カプセルに目を向けると……

「ッ!?」

 少女はマカを見ていた。閉じていたはずの目をハッキリと開いて。瞬きや表情一つ変えることなく、 ただジッと黒い瞳にマカを写していた。

 その目にマカは耐えられず、部屋から飛び出した。

 あの子は一体……?
どこかで見た目をしている。

 今し方、スイナと刃を交え気付いた。"そうだ! あの目は、この目だ!!"と。

「……何となく、あの子が《鍵》を握ってる気がするんだ」
「分かった。……で、どうする?」
「とりあえず目の前の敵に集中する。隙を作ったら、ダッシュであの子の部屋まで行く」
「OK! そんじゃ、COOLにやるか!!」

 再び、自分たちに向かってくるスイナ。その動きに合わせ、マカは隙を作るべく、技を繰り出した。

「U字狩りッ!!」
「これも……えっ!?」

 U字状に飛んでいく魂の波長。スイナが避けたことにより周りの棚にヒットし、ガシャガシャ音を立て硝子片が飛び散った。中に入っていた薬品も散らばり、室内に煙が立ち込める。

 この煙幕を利用し、マカとソウルは【secret】ルームへ急いだ。
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