• テキストサイズ

淀んだ世界で【SOUL EATER/※R15※】

第4章 課外授業【マカ・ソウル編】



 二人は手を取り合い、互いに力を込める。"信頼"の交換。職人は武器を、武器は職人を。1+1が倍になるように、一人じゃ出来ないことも二人でなら成し遂げられる。

 そんな思いをマカとソウルは握りしめ、目の前にいるスイナ=ルーベンスと向き合う。

「……狂気は、どうしたの?」
「あ~、それならマカが食っちまった」
「さぁ、スイナ=ルーベンス!! どこからでもかかってきなさい!!」

 大鎌に変身したソウルを手に取り、ブンッ!!と回し、風を切る。そして、マカとソウルは戦闘体勢に入った。

「……本当、どこまでも憎らしい子ね。あなたはッ!!!!」

 スイナも武器を取り出した。立て掛けてあったホウキを手にし、柄の部分からギラリと切っ先の鋭い剣が現れた。

「……簡単に折れそうな剣だな」
「油断は禁物!! それに、攻撃はあの剣だけじゃないはず。ここは、彼女のホームグラウンド。何が出てきても不思議じゃない。……薬品も組み合わせ次第で、人を生かすも殺すも出来るんだから」

 接近戦は、なるべく避けたいマカだった。大鎌を振るには、ある程度の距離が必要だ。武器が大きい分、接近戦は不利になる。そこがマカたちの課題でもあった。
/ 166ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp