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淀んだ世界で【SOUL EATER/※R15※】

第4章 課外授業【マカ・ソウル編】



 形勢逆転。追い詰めていたはずの女がマカに追い詰められている。

「武器が無きゃ、私には勝てないわよ。あなたに見つけられるかしら?」
「……私は信じる。今日会った あなたなんかに分かる訳がない。私たちの……魂の共鳴が!!」

 マカの声に反応を示したソウルの魂は一つ。その居場所は……

「返して。ソウルを」

 女の白衣のポケットにある小さな小瓶の中。

「取り返したいのなら、命懸けで来なさい」

 再び 女はホウキに腰掛け、空へ急上昇し、そのまま姿を消してしまった。

「あと少しだったのに!!」

 グッと拳を握りしめ、マカは悔しさを飲み込んだ。

 どうこう考えている暇はない。一刻も早くソウルを救出しなければ!!

 魂感知をしながら、ソウルと女の居場所を探していく。いつの間にか、他のソウルの紛い物の魂は消えていた。

 「早く来なさい」という女からのメッセージだろうか……。

「絶対、倒してやる!! 【スイナ=ルーベンス】!!!! ……その前に、腹ごしらえしないと!」

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