• テキストサイズ

淀んだ世界で【SOUL EATER/※R15※】

第1章 一人ぼっちの職人と新たな武器



 誰もいない廊下を時雨はパートナーについて考えながら、歩いていた。

「(……パートナー、か……)」

 死武専の義務である魂収集も武器が居なくては、行うことは出来ない。職人がまだ見つからない武器と組み、集めに行くこともあるが……仮のパートナーでは、互いに気を使い、100%の力は出せず、失敗することも少なくなかった。

「………誰?」

 静寂に包まれた廊下に誰かの気配を感じ、時雨は足を止めた。辺りを見回すも、姿は見えない。今までに触れたことのない気配だ。だが、ある人物と少しだけ似ている気が彼女はした。……この感じ、ブラック☆スターと似ている。

「……くたばれ」
「え?」

 突如飛んできた弾丸。間一髪避けることに時雨は成功した。あのまま当たっていたら、額に穴が空いていただろう。

「危なかった……」
「ニシシ……お前、なかなかやるじゃん」
「何なの!? いきなり……」

 声はするものの、まだ姿を現さない。……一体、どこに……
/ 166ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp