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淀んだ世界で【SOUL EATER/※R15※】

第5章 課外授業【ブラック☆スター・椿編】



 左右の分かれ道に着いた時、ブラック☆スターは右へ。椿は左へと離されてしまった。

「ブラック☆スター!!!! ……離してください! 私も彼と一緒に!!」
「成りません。あなた様は客人。しかし、彼は《罪人》」

 どんどん離れていく二人の距離。何とか椿はエスコートという名の拘束から抜け出し、彼の方へ走り出した。

 ブラック☆スターを一人にしてはいけないと、エメラルから忠告を受けたではないか。シュタイン先生からも目を離すなと言われたのに……。

 武器は職人を護るのが役目。何としてでも、ブラック☆スターから離れる訳にはいかない。

「待って!!!!」

 あと僅か……という時。

── ガシャン!! ガシャン!! ガシャン!!

 地面から次々と身長の高い鉄格子が現れ、ブラック☆スターが通った道を塞いでいく。これにより、彼へと続く道は閉ざされてしまった。


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