第5章 課外授業【ブラック☆スター・椿編】
眩(まばゆ)い光は直ぐに消滅し、目を恐る恐る開けるも、特に変化は見られない。結んでいた手を解き、自身の体を自分の手で身体チェックしたが異常は見つからなかった。場所も先程と変わらず、目の前には穏やかに佇む神木。
「何だったんだ、あの光は!? 椿、大丈夫か?」
「えぇ、大丈夫。ブラック☆スターは?」
「俺様、最強だぜ? 何もあるわけねぇだろ!!」
そう言うと、ブラック☆スターは神木を軽く突っついたり、蹴飛ばしたりし始めた。
「ちょっと!! 何してるの!?」
「ん? "生きてる"のか確かめてんだよ!」
「なんて、バチ当たりな……」
その時だった。