第2章 〜彼との出会い〜
カンッ…。
タライがカルマの頭上に落ち、落とし穴のレバーを下げ、落ちていく…。
E組『カルマー!?』
【カルマが落とし穴に落ちた】
『アイツのバグすげーな!』
『運悪っ!』
『でも、まぁの動きすごかったよね!』
『で、コロ先生は、あれ何やってんだ…?』
ブニョン…ブニョン…ブニョン
『壁パン…かな?』
『おちょくられてムカついたのかも…』
『いや〜、うっかりうっかり』
『魔王なのにあまりに手応えなさすぎて油断しちゃった』
『そのわりには私に攻撃防がれてたよね?君こそ、天才少年なんて言われて、調子乗ってるんじゃなぁい?
赤い悪魔君っ。』
『へぇ〜!誰かと思えばさっきのか弱い女の子じゃん!片手で軽く振ったナイフ、両手で受けながら、魔王にもたれかかってる子が、偉そうな口たたくんだねぇ?』
『カルマ君!』
『あっ!渚君じゃん!超久しぶりぃ!』
カンッ!(タライの音)
『渚、知り合いなの?』
『ぅん。実は幼馴染なんだ。』
『渚君が、(カンッ!)魔王なんか連れて(カンッ!)
何の用かな?(カンッ!)』
『ぅん…実はね、僕らの仲間になってほしいんだ!魔王を倒す仲間に!さっきの戦術を見て、すごさを再確認したよ!よかったら、その力、僕らにかしてくれないかな?』
『ふぅん…(カンッ!)でもさ、(カンッ!)俺の事気に入らない子がいるみたいだし、俺一人でやれちゃうんじゃない?』
ピコっッ(罠スイッチを押す。)
『にゅやっ!!』
『もらったー!』
罠に入った笑顔キノコと目が合うカルマ
『ッ!あいつはどこだ?』
『だから、調子乗ってるって言ってるの!赤い悪魔君!』
『また君か…。確か、さっきまぁちゃんって呼ばれてたよね?そんなに自信があるなら、俺に勝ってからモノ言いなよ!』