第18章 〜闇の力〜
『ごめんね…まぁ…愛してるよ!』
イヤーーーー!!!
その瞬間、私の胸元のネックレスが弾け飛ぶ。
【守りのネックレス発動!持ち主が最大のピンチを迎えた時のみ発動する!】
『私に…カルマを守る力を……!』
眩い光に包まれて、カルマの元に飛び込む。
カルマ…カルマ…!起きてッ!
『うっ…!眩しい…。』
『良かった…。もう。無茶しないでよね!』
『ははっ…!それいつも俺がまぁに言ってるセリフ!』
後で知った事だけど、カルマがくれた、守りのネックレスは、私の母、先代カラナが人間たちのために自身の力を込めて作ったものだったらしい。
私のバグもすっかりなくなり、闇が消え去った現カラナが眠りにつき、目覚めるまでの間、私が代理を務めることになったのだが……。
『何でここで、カルマの洞窟の予約受付してるの!?
学秀は、どうしてここで剣術の訓練を……。
あと、お父様……神聖なカラナの泉に浸かるのは辞めて下さい…。』
『にゅやッ!まぁさん、たこ焼きが出来上がりましたよ!』
(何で魔王がカラナ大聖堂でたこ焼き作ってるのよ…)
はぁ…。だけど、すごく幸せだよ!!私!!!
『あー!!!火がなくなりました…まぁさん…火をつけて下さい!』
『もー!仕方ないなぁ!…ファイア!』
『ありがとうございます!!!』
ボンッ!!!
全員(エッ…??!)
『カルマ〜!学秀〜!パパ〜!コロテンテー!
だぁぁいすきッ!!!』