第18章 〜闇の力〜
『にゃや…。』
『それでも親かよ!』
『法王なんでしょ?父親なんでしょ?!まぁを助けてよ!』
みんなが口々に叫ぶ…。
『父さん…お願いします!まぁを救って下さい!』
『なんで…まぁが死ななきゃならないんだよ!
常闇龍が身体からでれば済む問題じゃん!』
『カルマ…』
『もう、そうゆう段階ではないのです。
まぁは、カラナの力を制御できなかった。
もし、カラナの力が完全に闇に堕ちれば世界は滅ぶ。
それを阻止するためには、人間として生を受けながらもカラナの力を持つ、彼女自体を抹殺しなければならない。』
『そんな…。』
『明日の日が沈む時間、カラナ大聖堂で、彼女は粛清を受けます。』
そう言い残し…法王は去っていった。
『コロ先生、どうにかできないのかよ…?』
磯貝君がたずねる。
『方法はあります…。先生に、任せて下さい…。』
そして、しっかりカルマの目を見据え、微笑むコロ先生。
『全員、明日の夕刻、カラナ大聖堂に乗り込む!
そしてまぁ奪還計画を実行する!いいな!』
磯貝君の言葉に、みんなは強く頷く。