第18章 〜闇の力〜
『さぁ…我と一つになり、この世界を闇に染める時がきた。』
『ハァ〜!あのさ、私、そうゆうの興味ないから、早くみんなの元へ返して!それに、私の先生、魔王だよ?
あんまり勝手な事しちゃうと怒られても知らないよ?』
『フンッ…我は、魔王とは異なる存在。
我は闇そのもの…。
さぁ…お前の闇を我に見せよ…』
お前は何故、愛情を求める…?だれもお前の事を愛するものなどいない…。父親も…兄も…恋人も…友人も…
『違う!カルマも、学秀も、みんなも、本当に私のこと…わたしのこと…。愛してくれてる…の…かな…?』
そうだ…そんなものはまやかしだ…。お前が作りだした幻想だ…。
『私の…幻想……。私は…誰からも必要とされてない……。』
『憎い…憎い…どうして愛してくれないの…?
こ…ろす。そうだ…殺してしまえばいいんだ…。』