第18章 〜闇の力〜
『まぁ!』
『まぁさん!』
うっ…。
私…。
『カルマ…コロ先生…みんな…』
『良かった!常闇龍がまぁを襲ったと思ったら、結局消えちまうんだもん!まぁの攻撃が効いたんだな!』
『ふぅー。先生が他の班についている間に、こんな事になっているとは…。申し訳ありません。』
『まぁ…家まで送ってくよ。』
『ありがとう。カルマ。』
ーー私の家ーー
『浅野君が帰ってくるまで、本当に1人で大丈夫?』
『うん。頭痛も治ったし、大丈夫、今日はゆっくり過ごすよ。』
『分かった!じゃ、また明日ね。』
『ぅんっ。バイバイカルマ!』
夕方17時。
『まぁ、戻ったぞ。
…?いないのか?』
ガチャっ!
『なんだ、部屋にいるなら返事くらい…』
『学秀っ!』私は学秀の腰に腕を回し、抱きつく。
『ッ!…どうした?いきなり…』
『学秀…。私ね…学秀に抱いてほしいの…』
『なっ…!』
スルッ…サラッ……。服を脱ぎ、学秀をベッドに押し倒す。
『いいのか…。赤羽の事は……。好き、なんだろう?』
『私、気づいたの…。私は、心のどこかで気づかないふりをしていただけ。私が心から愛してるのは、学秀だよ…。』
『後悔しないな…?』
コクッ。
学秀の長い指先が、私の頬をつたい、ゆっくりと唇が重なる。
そして、少し開いた隙間から、水気を帯びた、舌が滑り込む。
舌は、私の舌と絡み合い、何度も何度もお互いの口内をかき乱す。
ゆっくりと離れた唇が、私のふくよかな谷間に触れたかと思うと、長い指先がゆっくりと、その膨らみを撫で、大きな手のひらいっぱいでその弾力を揉む。
しばらくすると、熱を帯びた唇が、その膨らみの先端に口づける。
そして、優しく舌を這わせ、時折吸い、そのまま私の首元にまた舌を這わせる。
『本当に、いいんだな…。』
私の瞳を捉え、私が抵抗しないのを了解と受け取ったのだろう。