第3章 砂漠の月151~172【完】
お酒臭い部屋の窓を思い切り開けて、寒いけど換気してたら頭冷えたのか目が覚めた様です。少し説教していいかな?
「何やってんだお前」
「晴久、月子ちゃんおはよう」
「市先輩あの、明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとうございます。挨拶忘れて説教してた」
「新年初説教だったか」
元就が外から帰ってきたら初詣に行こうか。月子ちゃんにはお母さまが着物持って来て下さったので一緒に着付けちゃいましょう。
テーブルの上の食器を寄せながらお節を広げて。
そう言うとにこーっと月子ちゃんの微笑み貰いました。
お節広げたの良いけど大人達が飲み散らかしたおつまみの食器は流石にダッシュで台所に持って行こう。食べる場所無い。
兄さま起き抜けにまたお酒ですか。元気が良いのはいいことですが自重お願いします。