第1章 友達だと思ってたのに
まだ夢なのかな?と思い手の指を動かしましたが、自分の意思通りに指が動きます。
あれ?何かおかしい・・・と思いながらその快感に浸っていると、
「はっ!?」と思って一気に現実に戻されました。
明らかに誰かの手がパンツの中に入り込んで私の性器を弄っているのです。
・・・あれ?私って王馬くんの家で寝たんじゃ・・・と記憶を呼び戻しましたが
確かに王馬くんの家で寝たはずだと思い、そう考えるとますます訳がわからなくなりました。
その間も私の性器は弄られ続け、いつから弄られていたのかわかりませんが、私の身体はものすごく感じていて敏感になっていました。
誰かわからない人の手で感じてしまうなんて・・・そう思いながらも彼氏の為に貞操を守らなければ・・・彼氏以外の人に感じてはいけないなど色々な思いがよぎりながらも次々と快感の波が押し寄せてきました。
そこで更に現実に戻りました。
・・・っていうか、一体誰が???・・・そう、感じている場合じゃないのです。
一体誰がこんなことをしているのか、現状を知ることが先だと思いました。
王馬くんがそんなことするはずがないので、一体誰が?と考えると、怖い考えにたどり着きました。そう、強盗です。夏なので王馬くんが窓を開けたままにしていてそこから入り込んだと考えるのが妥当でした。
そう考えると強盗の手で感じてしまっている自分に腹が立ち、屈辱的でした。
そう考えている間も強盗の手は私の性器を弄り続け、次々と快感を送り込んでくるのです。
その手は優しく、女性の身体を知り尽くしている感じで私の性感帯を次々と刺激し続けてくるのです。悔しいけど気持ちいいのです。
本当ならここで助けを求めるべきですが、強盗であるとすると必ず凶器を持っているはずだと考え、下手に動くと私どころか王馬くんにまで危害が加えられると考え、 眠ったフリをすることが妥当だと思いました。
その手は巧妙に私の性器を刺激し続け、時折私の身体がピクンと反応し、声も出そうになっていました。
・・・早く出て行って・・・そう思っても強盗は出て行く気配がありません。
とりあえず顔を確かめることはできないかとうっすらと目を開けてみました。
部屋の電気は豆電球が点いているだけで薄暗く、はっきりと顔が見えません。