第2章 不思議な日
ー次の日ー
「羅夢音、行くよ?」
朝からぶっきらぼうな言葉が越前家に響く。
「ちょ、ちょっと待ってよ~。」
うまく制服のリボンを結べない羅夢音は、
焦って靴を履く。
「今日から部活生活が始まるっていうのに……ほら、こっち向いて?俺がやってあげるから。」
そう言って、羅夢音のリボンを器用に結ぶ。
延各:「あ、ありがと///」
越前:「これくらい良いけど。じゃあ、行くよ?」
延各:「はーい♪おじさん、いってきます!」
越前:「……いってきます……」
羅夢音は訳あって、リョーマの家で暮らしている。
二人は幼なじみでもあり、
普段はツンツンしているリョーマも、
なぜか羅夢音に対しては優しい。
「あぁ、寝癖直すの忘れたぁ(泣)」
羅夢音は、たまたま寝坊してしまったのだ。
「もっとしっかりしてよね。羅夢音はマネージャーでしょ?」
と言いながら、羅夢音の制服のよれたところを直す。
第三者が見たら、〇〇〇〇に見えるだろうww←