• テキストサイズ

青春多角形

第6章 接近戦


ー次の日ー

テストも近くなり、部活が休みになった。

「社会のテスト範囲は○○ページから○○ページまで。ノートをしっかりまとめておくように。」

羅夢音は頭を悩ませていた。

羅夢音は勉強が大の苦手。
勉強する時間もうまく確保できないし、リョーマもたいしてあてにならない。

「ど、どうしよ…社会全然わかんないよぉ…」

「え、もしかして羅夢音も?」
リョーマは羅夢音を見て言った。

リョーマもあまり勉強は得意ではない。


「うん…国語の文法もぐちゃぐちゃだし、数学もちんぷんかんぷんなんだよぉ…」

羅夢音は机に頭を伏せた。

リョーマは、ふーん…といって頬杖をついた。
「…羅夢音、自信あるやつは?」


羅夢音はその質問にすぐに答えられなかった。

「か、かろうじて英語のリスニングが分かるかな…くらい?」
羅夢音は苦笑いしながら言った。




誰にでも短所はある。
/ 99ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp