第1章 新しい風
菊丸は、今の気持ちをおさえることができず……
「越前!お前と羅夢音の関係って……?」
聞いてしまった、と菊丸は思った。
すると、思いもよらない答えが返ってきた。
「え……、一緒に住んでるだけッスけど。」と。
菊丸:「あぁ……一緒に……えぇぇぇ!?」
目を大きく見開いた。
落ち着いたリョーマとは逆に、羅夢音は顔をリンゴの様に赤く染めて慌てた。
延各:「ふ、深く考えないで下さい!単なる幼なじみですから!!///」
越前:「羅夢音、顔真っ赤じゃん。」
延各:「な……///」
羅夢音は両手で顔を覆った。
菊丸:「……え、越前……お前曖昧な言葉使うのな。」
そう言って、菊丸から安心のため息が出た。
「あれ?英二……どうしたんだい?」
不二は、悪戯な笑みを見せて言った。
菊丸:「ぬぇっ!?……な、何でもないよ!///」
不二:「フフッ……そうなのかい?」
……こいつ、やっぱりSだ……、と菊丸は感じた。