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青春多角形

第3章 波乱


「昨日、不二と延各が部活に出なかったのは知っているだろう。」
手塚が言った。

「そういえば……あ!もしかして、羅夢音……あの時……」
リョーマが手塚を見て言った。

手塚:「あぁ。不二が、暗い顔をしている延各を見て、屋上で話していたらしい。」
越前:「だから、羅夢音、昨日帰ってくるの遅かったんだ……」
手塚:「さっき言ったように、不二と延各から話を聞いた。不二が言うには、延各とお前の距離が遠くなったということだったんだが……」
越前:「え……?俺と羅夢音ッスか?」
手塚:「お前たちの様子がおかしいと聞いたんだが……何かあったのか?今のうちに聞いておこう。」
越前:「特に何も無いッスけど……。ただ……」
手塚:「ただ、何だ?」
越前:「俺……羅夢音と話してないッス。」
手塚:「ほぅ……なぜだ?」
越前:「別に……話したくない訳じゃないんスけど……羅夢音の表情的に話しかけづらいような感じだったんス。」
手塚:「表情、か…………。お前はこれからどうするんだ?」
越前:「どうするって……」
手塚:「お前と延各のことだ。延各のことが心配なんだろう?延各だって、今のお前を心配しているはずだ。」
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