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青春多角形

第3章 波乱


「何の用ッスか?手塚部長。」
手塚に呼ばれて早々、リョーマは手塚に対してぶっきらぼうに言った。
リョーマは、手塚の口から出てくる言葉を
なんとなくさとった。

リョーマは今、手塚と話したく無かった。
リョーマだって、羅夢音と話したくなくて話していなかった訳じゃない。
羅夢音がいつもと違ったから、話しかけづらかっただけ。
たったそんな小さなことだったのに、
手塚に呼び出されたのは不満だった。

「あぁ、急に呼び出してすまない。延各のことなんだが……」
手塚の話の内容は、リョーマの予想通りだった。

「昼休みに、不二と延各から色々と話を聞いた。」
手塚が言うと、
リョーマは驚いた。
「なんで不二先輩からも聞いたんスか?」
不二は羅夢音のことを深く知らないはず、リョーマはそう思っていた。

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