第2章 不思議な日
延各:「そう……だと良いんですけど……」
不二:「最終下校時刻過ぎてるんだ。」
延各:「え……?……あ……!!」
不二:「そんなに驚かなくていいよ……とりあえず、校舎を出よう。」
二人は校舎を後にした。
外は既に暗かった。
「暗い夜道は危ないから、一緒に帰ろうか……」
不二は羅夢音を家まで送った。
そして、別れ際に、
「つらいことがあっても、一人で抱え込んじゃダメだよ……僕も話を聞くことなら出来るから……」
と、羅夢音に言った。
その後、羅夢音は家で少しリョーマから
説教があった。
しかし、羅夢音の耳には入っていなかった。
その日の夜、羅夢音は不二のことで頭がいっぱいだった。