第104章 最初(始祖)
C級の立場、C級隊員全員を危険に晒す機密情報を漏洩しておいて
自分だけC級隊員の立場から遠ざかる
まあB級昇格は迅さんの進言ありきなんだけれどね
警戒するな、優遇しろという方が無理があるんじゃない?
おかしいぐらい誰にだってわかるわ
C級隊員がベイルアウトが無い
それを知られることは、あってはならなかった
入隊から3か月間、シールドモードも知らず、会得せず、ソロランク戦もチームランク戦も見れる立場にいて、シールドモードを使う人ばかりがいて、学ぶ機会はいくらでもあるのにしてこなかった
自分で自分の実力を伸ばさず、動かずに、力も付けずにいたそれを、自分の勝手の不始末を人に取らせようという態度しか取れていない
しかも自覚も無く
なんで厳しいかも理解していなかったの?
誰彼構わず厳しくなんか当たったりしないわ
駿くんもそうでしょう?」
駿「うん…
まあ…俺の場合…
師匠を泣かせたってのもあるんだけど
4年間ずっとずっと積み重ねてきたものが
全部崩れちゃったっていうか…
実力でB級になった訳でも無い人が必要以上に持ち上げられる状況に、身の程を弁えろって叩き付けたくなっちゃったっていうか…
師匠の涙も、皆のそれまでも全部叩き付けるつもりで
正当な評価を得られるようにしたかったというか…
なんで師匠ばかり苦労してそうしてまで守ろうと頑張ってきたことばかり報われず
三雲先輩だけ苦労も配慮もせずに人にばかりしてもらってやりたいことだけやって報われてるの?
っていう…普通逆じゃない?って怒りには駆られていたけれど
だからさ…評判を落としたいんじゃなくって
本来ならこういう評判を受けるべきなのに、自分に都合よく歪められていることに、なんとも思ってないのに腹立ってたんだよね
今はもう…そんなには腹立ってないけど
当時は腸煮えくり返って生きた心地しなかったなあ
自分さえ良ければそれでいい、C級全員を危険に晒す機密情報を漏洩した上で、その立場でありながら自分だけB級に昇格して難を逃れる
それが確定した段階でA級全員に通達されてたし…
師匠の頑張りを見てきた立場からしたら…なんだこいつって腹を立てない方がおかしいし
風間さんだってそれを聞いた瞬間ブチギレてたし
12月18日?電話越しにも、襲い掛かる一瞬前、一瞬も要らないレベルでブチギレてたって迅さん言ってたし」
