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Unlimited【ダンまち】

第90章 未来への展望





世界全体の時を止め、治療を施していたが…中では3週もの時が過ぎていた



癌の生まれてくる可能性と
癌の影響化に置かれる可能性を鑑みた結果

こういう形となってしまったんだよね

母体と胎児、母体を除く全てが胎児っていう状況


心を開くとは――そのものが及ぼす影響を受け入れるということだから―――



本来の世界線ならケイトは生まれては来なかった

そうであれば…
9割8分9厘=98.9%が助からなかった

「癌一同」を『除いた上』での、助からなかった総数らしい


つまり…
『〖「癌一同」を除いた人々〗』の内、1.1%しか助からない

80億人中癌一同は60億人
20億人の内、2200万人しか助からない
それが本来の状態…ケイトが生まれなかった世界線という訳か……


ふむ…

つまりを言うと……
主犯格の癌によって振り回される形で壊滅し、ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアの全員が殺され、ロキとフレイヤも送還されると

それが――主犯格の癌が存在し、ケイトが存在しなかった世界線で、必ず起きる出来事…か…
その言葉、考え、想いに、大きく頷かれた



フィン「あちらの世界…
80兆人の内ならば、癌一同は60兆人。
20兆人がケイトがいる状態では助かるが、
本来ならば…2200億人しか助かりはしなかったと……」
『そう!!!!』大きく頷き世界全体に聞こえる程の大きな声で叫ぶ←原初の神々界一同(四大天使込み)、白の国も黒の国も須らく全員賛同



そうか……


全てがカチリと当てはまったように感じた

何故ケイトが生まれてきたか…
何故…魔力を介してでも、神の力を使える体なのか

それらは全て――繋がっていた


全ての実在化の為に――消させない為だけに――犠牲になりに来たのだと―――



母体と胎児の関係性に準えて表現すると……

実在化(水)とは…『酸素や栄養素』
自浄(火)とは…癌化に対する『免疫』
癌化とは…癌一同の手によって植え付けられた「癌腫瘍(創世神の親殺しという罪)」に対しての同化を指し、癌への変異化(転移細胞化)を指す


『おぞましい』ぽつり

世界全体、全ての声が揃った
感覚がヒシヒシとした


時差を超え、時を越え…想いが一つに固まっていた――



これから描いてゆく、新時代における『大事な根幹』を据える為の導と化した


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