第88章 神聖たる導き
そのモンスター討伐自体、その肝が『世界同盟』であった為
『融和時代』の訪れとして、避けてはならない大事な転換点として、深く、深く、歴史に刻まれていた
『神国神話』として――
目先やモノばかり重んじる資本主義ではなく…遍く心を互いに重んじ合う、『融和主義』に―――
『世界同盟』が全てを紡ぎ、繋ぐ…『変革の時代』として―――←3499ページ参照
ケイト(私は…
自我も記憶も無くなると知っていて、削られながら二度と手に出来ないとわかって…生まれて来た……
たとえ自分が自分で無くなるとしても――誰かを好きにしていいとは思わない)
7/5
AM4:18
極東の南にて…海底火山が噴火を起こした
それを機に、大災難が起きた
それは海面を隆起させ、津波となって膨れ上がり、太平洋側の大陸を全て呑み込み、渦となりて、濁流を起こして…
全ての地形を吞み込んでは消して、変えたという――
その折…神々も天界に召されたと―――
それに続くように…大災害が起きた←5225ページ参照
闘国(テラスキュラ)は難を逃れたようだが…
続くそれ(大災害)によって危機的状況に瀕していた……
数多の雷が覆い、全てを焼き尽くし、建物内に居た全てをも波が呑み込んで灰燼と化したという――
それが―――残された「癌と隠れ癌」を全て一掃し殺す為の、『火の四日間』
ここに記載する「癌」は、創世神誕生後になったもの
「隠れ癌」は、それ以前のものとそれ以後になったものを指す
神国は全ての災い(大災難、大災害、大災厄)から難を逃れ、各国の復興と復旧に追われることとなる
ティオナ「バーチェ!!」汗←今すぐにも駆け出そうとする
フィン(あの時言っていた災厄(1161ページ参照)とは…このことか!)ギリッ!←内心歯噛みする
ダンジョンのこと…←3503ページ参照
大災厄については…携帯がいい仕事をするだろう
最長半年の栄養水分自動生成機能を持ち合わせているし、身を守るバリア機能もある
売り出されたばかりだが幸い一日で全ての希望者、「癌や隠れ癌」を除いた全てに行き渡っている
ケイト「ティオナ…←肩の上に手を置く
7月5日は朝からお前だったな?」
ティオナ「へ?うん」
ケイト「助けるぞ」真剣
ティオナ「…
(ぱあっ!)
うん!^^//」