第88章 神聖たる導き
シン母「あのー…
携帯売り場はどちらでしょうか?腕時計一体型の」
シン父「妊婦なんだから激しい運動は控えないと;」どおどお←心配そう
案内係「ああ
それなら移動用のテレポートがあるので、そちらにどうぞ^^」
シン父「なんでも買い求める方が増えたから作ったんだってさ
出入り口付近に」
シン母「へえ、親切ね
しんちゃん?ちゃんとついてくるのよ?」
シン「ほっほ〜い
へいそこのおねえさん
シン母「言った傍からナンパするんじゃない!」がしっ!←頭を鷲掴みにする
ずるずる←引きずってゆく
シン父「やれやれ先が思い遣られるぜ」お手上げ頭を横に振る
携帯売り場
テロップ『大混雑』
入り口から内側まで満員電車のようになっていた
文字通りギッチリ
シン母「すっごーい」
シン父「足の踏み場もねえな」たじっ
シン「すり抜ける間はあるぞ〜!」手招き&入っていこうとする
シン両親『こらー!!!』
ぽかんぽかんぽかーん!!←ゲンコツ三連撃
シン父「迷子になったらどうすんだ、このおバカ!」
シン母「一緒に買うんでしょ!
三割引きにならなくなっちゃうじゃない!!」
シン父「いやそこじゃねえだろ」
シン母「ええ、だってえ」
シン「やれやれ…さきがおもいやられる」
シン両親『こっちのセリフだ!』瞑目拳握り怒り震え
案内係「あのお、お客様?;」恐る恐る声を掛ける
シン「おおおおお」座り込んで頭抱える←一発食らった
シン両親『ん?』振り返る←一発ずつ食らわせた
案内係「私、携帯売り場の案内を務めております^^;
人数とご希望をお教え下さい」
シン「ほい!3人です!(挙手)
歳はいくつですか?」キラン!
案内係「は?」たじっ!
シン両親『違うだろ!!』
テロップ『ゲンコツ!!』ぽかーん!!
シン父「まずは好みを聞くところからだ!
年は後でいい、というよりむしろ聞くな女性には!」
シン母「そこじゃないだろ!!」きっ!睨み
テロップ『ゲンコツ!!』ぽかーん!!
シン母「ぜえーぜえーぜえー←肩で息をする
腕時計一体型の携帯お願いします」
案内係「は、はい;
こちらにどうぞ^^;」
シン「父ちゃんのおばか」じとおおお
シン父「うるせーやい」沈み込んでる
神国製の携帯に切り替えたばかり
神国製の腕時計は新品
それらの一体型をご希望、との旨を伝えた