第4章 鍛練と迷宮
椿「そもそも記憶を失っていたのだろう?
それほど追い詰めた側が被害者だと言い張る時点でおかしい」
『本当に』うんうん
ケイト「え?何で?;
私が悪いって皆口をそろえて言ってたし、それからそういうことが二度と起こらないよう距離を取って一人になってたけど、それでも存在自体が悪いって」←実話
『…』
フィン「本気で言っているのかい?」汗
ケイト「あ、謝らなかったのが悪かったのかな!?;
態度で示したつもりだったんだけど伝わらなかった?;
その…私が存在すること自体が悪いからなんでしょう?」おず
フィン「……はあ(溜息)
馬車の件は凄まじく頭が回っていたというのに…
こういう所には頭が回らないんだね;困った」再び溜息&腕組←肩落としてる
リヴェリア「困ったものだな。一種の洗脳状態に近い」
アイズ「?どういうこと?」
リヴェリア「例えばそうだな…
全員が全員、一緒になって声を揃えて「悪い」と言えばどう感じる?」
アイズ「…何か悪いことをしたのだと考える」真剣
リヴェリア「それと同じだ。
説明しない、理解しようとしない、本質を見定めようともしない。
その多人数が起こした行動は全て棚上げして、相手だけが悪いのだと押し付ける。
多人数であるのをいいことに、少人数派・一人のみであるケイトを追い込み、間違った思い込みをするよう一方的に傷付けて虐げる。
結果、自分だけが悪い。
相手が何をしても、その本人が起こした行動であってもそう思うようになるというわけだ」
アイズ「ごくっ)なるほど;」汗
フィン「大人数にものを言わせた洗脳教育の賜物だ。
ケイトは疑問に思うことなく、純粋であるが故にそのまま受け入れてしまったんだろう(頭抱&溜息)
そうでなければ、よりひどい目に遭わされ続けたということも要因になっているのかもしれない」
椿「なるほど。自らが被る被害を減らす為じゃな」
ヘファイストス「そして「やめて」と言えば
『被害者面するんじゃねえ!』とまで言われて、その上で続けられていたわね」
アイズ「何年も…たった一人で」
リヴェリア「家庭環境も荒れていたから余計にだろう」
ケイト「えっと?;」←さっぱりわかっていない
『自分を持つべきだな』←結論
(↑リアルでの実体験、あくまで自分の主観。後に指摘されてわかったことでもある)