第4章 鍛練と迷宮
しかしまだやらなければいけないことがある。
鍛練場までの移動だ。
その間、一つだけ質問を受けた。
レフィーヤ「あ…あの…」
ケイト「?どうしたの?」
レフィーヤ「その…閻魔様に嘘ついたら舌抜かれるって本当にあるんでしょうか?;」ドキドキ
ティオネ「馬鹿ね。そんなのあるわけ
ケイト「あるよ」
『あるの!?』
ケイト「正確には死んだ後に幽界でこの世で自分が行ったことを全部洗いざらい語られて聞かされる。
その役割を為す人が閻魔様って所までしか知らない。
その時に嘘をついたり反論したらどうなるかまでは知らないんだよねえ;」
レフィーヤ「な、なるほど…死後の世界でですね」
ケイト「こっちも一つだけ質問してもいい?」
レフィーヤ「!はい!何でしょうか?」
ケイト「あのさ…遠目に見える馬って、いつから飼い始めたの?」
『…え?』←初耳ならぬ初見
「ぶひひぃーん!!♪」
ぱからっぱからっぱからっぱからっ
ティオネ「ちょっと;こっち来てるんだけど!?;」
ティオナ「まさかの突進!?;」
「ぶるるるるるるっ♪」ぴとっ
『ええ!?;』
ケイト「何故に私に寄ってくるんだろ?;???」
フィン「ああ。ちょうどいい所に来たね」微笑
ケイト「どうしたの?この馬」
「ひひぃーん♪」
とってもご機嫌に嘶いてる…
フィン「というのも…少し困ったことになっていてね」
目を伏せながら溜息をついてる…
ということは、とんでもなく困ったことなのか!?;
リヴェリア「馬主が売りに来たんだ」
『え!?;』
レフィーヤ「この馬って…遠征の時の馬ですよね?;」
フィン「そうなんだよ」溜息
「ひん♪」
驚きを隠せない中、それは3日3晩走らせ続けた馬らしく…随分と私とフィンに懐いていた。
理由を聞いてみると…なるほど、意外とわかりやすい理由だった。