幼馴染ちゃんがNYから帰ってきたらマフィアになってた(仮)
第3章 久しぶりね
カラ松side
『あっそうそう。久しぶりで悪いんだけど、匿ってくれる?』
…匿う?
一「匿うって…何から?」
『あっいや、その、匿うっていうか…私をお世話して?みたいな…』
彼女は帰国子女だからなのか、日本語が少し苦手になったようだ
カ「ああすまん、俺らニートなんだ」
ト「すんごいサラっと言ったね」
『ニート?』
首をかしげて、分からないとでも言うように眉を下げる#NAME1#。その姿は年相応に見えた
チ「二十歳過ぎても仕事してない奴の事だよ。ま、僕は就活中だけどね」
お「まあ俺様はビックになる男だからそーんなの問題ナッシングだけどな!!」
『よくわかんないけどそゆことでオナシャース』
十「オナシャーーース!!!」
チ「まあ、父さんと母さんに話が通ってるならそれでいいけどさ。そういや#NAME1#、学校は?」
『そりゃもちろん通うし、もう高校生だよ。来年は3年生よ』
そうか…#NAME1#はもうそんなに大きくなったのか。
#NAME1#は3月生れだから、まだ16歳なのだ
ト「そっか〜、#NAME1#早生れだから誕生日来年か〜」
『ですです!誕プレ待ってるよん』
一「…クリスマス」
お「あっそうじゃん、もうそろクリスマス。その上今年も終わんだなー」
『私もいい時期に日本についたよね。そしたらニートなおっさん達からクリスマスプレゼントも貰えるしね』
お「おいおっさんはまだ早いだろ!!」
十「#NAME1#もなかなか言うよね〜」
『久しぶりだなぁ…クリスマスなんてやるの』
そういって遠い目をする#NAME1#が何故か切なく儚くみえたのは、気のせいだろうか
そして時折見せる彼女に対しての違和感は、なんなのだろうか