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【戦国BASARA】薬師シリーズ【その他MIX】

第4章 夏の着物(薬師視点・謙信)



夏って、暑いでしょう?

暑いのも寒いのも苦手な私には、なかなか辛い季節なのですよ。


「だからといって、そのすがたは なんですか。はしたない」

「……すみません。つい、暑くて」

「わたくしは、そなたのためを おもって いっているのです」

「…はい」

「いくら へやの なかとはいえ、そのような………はぁ…」


うん。

額に手を当てて悩ましげに息を吐く謙信様も、素敵です。


「それは どうしたのです?」

「これ、ですか?自分で作りました」


布を適当に体に合わせて、重ねて切って。

絞って縫って結んでハイ!出来上がり〜。

ひもビキニブラと、ひもビキニパンツ。


「よくできている…しかし、かぜを ひいてしまいそうです。さぁ、わかったら はやく きものを きてしまいなさい」

「……はい、わかりました」


久しぶりに、謙信様に怒られてしまいました。

いや、たしかに『ひもぱん』はやりすぎだったかもしれません。

でも、かすが嬢の衣装もそれなりに破廉恥だと思うのですが…。

なんだか、私だけ注意されるのが、理不尽に感じてしまいますよ。


・●・○・●・○・●・
夏の暑さに我慢できず、やってしまった薬師夢姫さん。
いくら部屋の中とはいえ、ひもビキニ姿。
さすがの謙信様も裸同然な姿じゃ怒ります、なお話。
でも、かすがの衣装は「くのいちゆえ」…で、何故か了承。腑に落ちない薬師さん。
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