第24章 IF遙か3〜復活編5(薬師視点・ヒバード・骸・雲雀)
「嫌なの?」
「い、いえ、嫌といいますか…その、諸事情で家に帰る為に骸さんの力が必要でして」
「アレの?」
私はソレで、骸さんはアレですか。
「ええ、ですから今は彼の元を離れるわけにはいかないんですよ。お誘いはありがたいのですが、申し訳ありません」
「ふーん……」
しばらく雲雀さんは黙って、なにか考えている様子だったけれど。
納得したのかしていないのか、どこか不服そうな顔をしながらも頷いてくれました。
ただ、週に一度は力を貸すことを条件に…ですけれど。
「僕のそばにいれば、ヒバードも懐くかもね」
「よろしくお願いします!」
これから定期的に、もふもふを味わうことができそうです。
また今度、並盛中の校歌をじっくり聴かせてもらうことにしましょう。
ふふふー。
◇・○・□・○・◆
ヒバードがかわいいひよこにしか見えない件。
雲雀さんの容姿がドストライクでしたってことで。
薬師さんのオタ知識は偏っている上に、うっすらうろ覚え状態なので役には立たない。
骸さんはたぶん面倒が嫌で薬師さんとクロームちゃんを残して逃げたけど、なんだかんだで犬と千種に迎えを頼んでいたりするかもしれません。