第23章 IF遙か3〜復活編4(薬師視点・骸)
可愛い女の子を床へ転がしておくわけにはいかないので、火事場の馬鹿力を総動員させてソファーへ寝かせると、そのあどけない寝顔に笑みを誘われながらふわりと髪を撫ぜた。
「お疲れ様です……さて、顔でも洗いましょうかね」
酷い顔を晒してクロームさんたちを驚かせるわけにはいきませんし。
ついでに、朝ご飯の下ごしらえでもしてしまいましょう。
………あ、そろそろ材料がなくなりそうです。
買い出しかぁ……また出費が…。
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薬師さん、骸さんに慰めら……襲われるの巻。
これでもかと貶しながらも他の何かにどうこうされるのは気に入らない骸さん。
振り回されたおかげで薬師さんの苦しい気持ちは吹き飛んだけれど、最後の最後で心を癒して笑顔にしてくれたのはクロームちゃんという報われない感じがいいです。笑