第21章 IF遙か3〜復活編2(薬師視点・骸)
「僕は、パイナッポーでも変態でもありません」
「それは失礼いたしました。つい心の中で口が滑りましたこと、深くお詫び申し上げます」
「ク、フフ・・・・・・言ってくれますね」
「くふふ・・・・・・いえ、それほどでも」
それからしばらくの間、骸さんは拗ねた子供のように口を聞いてくれず。
時間切れで消えてしまったせいで、謙信様に連絡することは叶いませんでした。
契約内容、きちんと果たしてから、本体に戻ってくださいよー!!
ああ、すみません・・・望美さん、朔さん、八葉の皆さん。
もうしばらく、私は行方不明のままなようです。
そして謙信様。
突然、連絡が途絶えてしまって申し訳ありません。
かすが嬢の機嫌をとりなして下さっていること・・・強く、強く願っております。
◇・●・□・○・◇
薬師さんは骸さんに、クロームの延命と謙信様への連絡手段を人質?にとられている状態。
・・・なんて、薬師さんがいなくても骸さんはクロームを生かしているのだから骨折り損のくたびれ儲け。
それをわかっていながら平然と利用しているあたり、骸のいい性格がうかがえるかと・・・正直、原作の記憶が薄くて迷路で迷子ってます(でも続ける)。