第21章 IF遙か3〜復活編2(薬師視点・骸)
こんにちは。
自分でも誰に言っているのやら分かりませんが、皆様ご機嫌いかがでしょうか?
戦国BASARA、遙かなる時空の中で3、そして家庭教師ヒットマンREBORN!・・・と。
どこまでも見知った二次元に酷似した世界を飛びに飛び、さすがにお疲れモードな上杉バサラこと三次元夢姫です。
「おや、お疲れですか?それはいけませんね。僕の為にも、力は常に温存していただかなくては」
ああ、謙信様・・・今では、上杉バサラの偽名もすっかり定着しまして。
私はそろそろ、自分の本名を忘れそうな気がします。
そちらの世界へ戻れた暁には、なによりもまず名前を呼んでほしいです。
尊き光だとか、愛らしき花だとか、そんな恥ずかしい表現ではなく・・・どうか名前を呼んでください。
「クフフフ、無視ですかバサラ」
心の中を読まないでください、プライバシーの侵害で訴えますよ。
「おや、いいんですか?僕がどうにかなってしまえば、あなたも都合が悪いでしょう」
くっ・・・・・・この、パイナッポー頭の美少年め!
「・・・頭のことはともかく、顔についての賛辞にはお礼を言いましょう。ありがとうございます」
「ああ、どうしてこのような人間が美形なんでしょうか。まったく、世の中間違いだらけです」
「だとすれば、あなたも確実に『間違い』の一つになりますね」
「嫌みですか?骸さん。ええ、そうですよ。私は間違い探しの中に用意されている、正解のワンピースなんです。だから、さっさと連絡をとらせてくれませんかねコノヤロー」
どうやら、この骸少年と私という不安定で不確定な存在が力を合わせると・・・異なる世界、次元、時間、空間・・・などに干渉できるらしく。