第6章 奪ってもいいか
「…こんなことしてたら、なつみ濡れちゃうかな」
胸を優しく揉まれ、たまに指先が乳首を掠める度に体は反応してしまう。天童くんの言う通り下半身に熱が集中して疼いていくのがわかった。
「…こんな短いショーパン履いちゃってサ。すぐ触れちゃうじゃん」
「あ、さとり…」
また唇を塞がれながら今度はショートパンツの裾から天童くんの手が入ってきた。太腿を撫で上げられお尻を軽く揉まれる。下着のスルスルとした感触を楽しむように撫でられて指は私の秘部に辿り着く。
「…ね、簡単に指入っちゃうけど。なつみ、どうしたい?」
「さとり、意地悪しないで…」
嬉しそうにニマーっと笑った彼は指を下着の中に入れてきて、とっくにグチュグチュになった私の秘部を撫で始めた。
「あっ、だめ、覚…」
「ここはダメって感じじゃないけど?」
秘部の穴にツプン…と指先を少しだけ入れられる。クチュクチュと音がして天童くんの指先が器用に掻き混ぜてくる。
「ああ、や、あん…、やめ」
「…ハア……もうグッチョグチョ…」
お互いに生地の柔らかい服を着て体が密着しているせいか、天童くんの下半身がもう硬くなっているのがわかる。私の太腿に当たっていて、興奮しているのか少し擦りつけられている。
「…ちょっと解して気持ちよくしてあげよーと思っただけなんだけど、なつみが想像以上にエロくてたまんねーわ」
そう言うと彼はポケットから四角い小さな袋を取り出して、少し余裕のなさそうな表情になった。
「…なつみ、もうシちゃおっか」
「え、ここで…?」
ここは外にある渡り廊下で、もちろん下はコンクリート。人は全然通らないけどさすがに…
「…ここにいたのか、天童」
天童くんのお誘いの言葉にどうしようと困っていると、現れたのは、牛島、だった。