• テキストサイズ

心に灯すのは【鬼灯の冷徹】【裏】

第3章 一夜が明けて


私が身支度を終えたころ、鬼灯様はもうすっかり準備が出来ていた。

「行きますよ。」

「はい!」

慌ててバッグに、メモ用の紙やペンなどを押し込む。いろいろ詰め込んだけど、丈夫なバッグだから平気かな。

鬼灯様はもう歩き出していると思ったら、止まって私を待っていてくれた。

「お待たせしました。すみません、遅れちゃって……。」

「大丈夫ですよ。さぁ、行きましょうか」

思ったより優しいんだな……

些細な仕草にも、嬉しくなってしまう。

出会ってからまだ二日ぐらいなのに。鬼灯様へのこの想いは憧れ…なんだろうか。
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp