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心に灯すのは【鬼灯の冷徹】【裏】

第3章 一夜が明けて


「視察!!どふぉにいふんふぇふか?」

視察なんて、楽しそう!!二日目にして、この仕事に変わってよかったかも、なんて思う。

「どこに行くか?今日行くのは……天国、ですけど」

鬼灯様の顔が曇る。なんだか嫌そうだ。なんでだろう…

ただ、私は天国にはけっこう知り合いが多い。

「天国ー!やっふぁあ」

「嬉しいんですか?」

「ふぁい!知り合いがけっこういて……。」

歯を磨き終え、口をすすぐ。

「知り合い?それって……」

「ふぅー。スッキリ!!あ、なにかおっしゃいました?」

「いえ。少し疑問を抱いただけですよ。」


「そうですか……。」

その時思ったのは、聞きづらい歯磨き中の声すらも判別する鬼灯様ってすごいよねってコト。(ていうか、話しかけんなよ私!)
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