第4章 私の秘密、私の償い
「本当に、ごめんなさい……。私なんかのせいで鬼灯様に迷惑をかけちゃうかもしれないのに、なかなか言い出せなくて……」
「……そんなことな」
「嘘はやめてください!じゃあ、私が鬼灯様を姦淫しちゃったらどうするんですか!?迷惑じゃないなんて言えますか!?」
そんなこと言いたいわけじゃないのに。次々に言葉が口から滑り落ちて、涙がこぼれた。
「迷惑なら、迷惑って言ってくださいよ!!!邪魔って言えばいいんです、傷ついたりなんかしませ」
「……少し黙ってください」
強く体が引き寄せられ、唐突にキスをされた。