第1章 平凡な生活
先に行ってると京楽隊長と浮竹隊長は、瞬歩で一番隊へ向かった。
...流石に隊士が瞬歩を使って隊長について行く事は出来ない。
そもそも隊士が瞬歩を使う事自体有り得ない事だ。
「はぁ...。」
この少しの時間でどれだけの溜息をしたのだろうか。
どうでもいい疑問だが、そう思ってしまうほど多くの溜息をしたと思っている。
幸せが逃げてしまうな。
いや、逃げる幸せもないか...。
一番隊に向かって歩いているが、もう面倒だ。
私は周りに誰もいない事を確認し、一番隊前へと瞬歩で移動する。
バレたらバレたで、どうにかなるか。