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さよならは笑顔で...

第3章 第三章 光と影




肩に包帯を巻かれる更木隊長をからかうやちる。

それを笑って受け流す更木隊長。



「隊長と互角とは、流石ですね。弥那月隊長。」



それを見ていた私に後ろから声がかかる。



「ありがとうございます。綾瀬川5席。」


「弓親でいいですよ。」


「....弓親5席。」


「弓親。副隊長もそう呼んでましたよね?」


「わかりました。弓親。」



そう言うと、ニコッと笑う彼。

暖かい笑顔だ。



「それにしても、綺麗だ。僕の美学のままじゃないか!!はー....癒される。」


「おい、弓親。弥那月隊長が引いてるぞ。」



また別の声。

弓親のことは、ほおっておこう。



「一角!!君にはわからないだろうね!!この美しさが!!」


「....はぁ。あ、斑目一角です。」


「弥那月狐珀です。」



「聞いてるのかい!!?一角!!」


「あーはいはい。」




見た目、好戦的な性格、荒い雰囲気。

嫌われものの十一番隊。



だが、とても暖かいところだ。

楽しくて、面白くて、優しくて....。


幸せな空間がここにはある。





「....私には....ないもの....。」






私はますます惨めで愚かだな。

そう思うと、心の底が黒くなっていく。


あぁ、私はやはり....。



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