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さよならは笑顔で...
第2章 番号を背負わない隊長
六番隊を出た時には空は既に夕暮れ。
これからどうしようかと深い溜め息を吐く。
後ひとつだけ行こうか。
私は七番隊に歩を進めた。
狗が隊長をしていると記憶しているが、どうして狗なのだろうか。
どちらでもいい事だけど。
冬の夕時は凄く寒い。
中に1つ着ているとはいえ、死覇装と隊長羽織だけの私は当然寒い。
息を吐く度に白くなる息が静かに消えていく。
それが少し、幻想的と思った。
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